漢字の宿題
学校の宿題
2年生の担任の先生がとても厳しく漢字を指導してくださる方でした。
これが本当に細かくて、はらい・止め・はね などまでとっても厳しくチェックされるのです。
クラス全員分のをチェックするので、大変な労力だったと思います。
最初は苦労したけど、3年に上がるころには心から感謝したのを覚えています。
Kは几帳面な性格なので、漢字の宿題は丁寧に行っていました。
(その他の教科ではなぜかきたない)
2年生の1学期のある日、漢字れんしゅう帳に「前人未踏!8回連続!」と大きく赤ペンで書いてありました。
どうやら、8回連続で大きな花丸をもらい、単独1位になったのです。
とても喜んで帰って来て、初めて覚えたであろう四字熟語「前人未踏」を連呼するのです。
戦いの日々
しかし、悪夢はこの日から始まってしまったのです。
この記録を終わらせるわけにはいかなくなったKは、自らにプレッシャーをかけ、何度も書き直し、泣きながら漢字練習をしていました。
長い時には1ページを1時間半もかけて・・・
結局この記録は1学期が終わる数日前まで続きました。確か、26回位だったと思います。
悪夢再び
忘れかけていた悪夢のような光景が、昨晩久しぶりに起こったのです。
昨夜は塾もあり、塾から帰って食事をすませ、宿題を始めました。始める前は「宿題やって、自学もしよう」と張り切っていたのですが、漢字を始めた頃から雲行きが・・・
「あ~~っ😠 きれいに書けん😠」 「もぉ~~っっ、シンニョウが~、何か変っ😠」
ゴシゴシ ← 消しゴムで消す音
私「え~っ、充分きれいじゃん!」
K「おだてんでええけぇ~ ほら、花丸じゃないんよ~」と、5重〇してある前のページを見せる
「これじゃ、花丸にならんのよ~」
私「ふぅ~ん、大変じゃね!」
その後も時間はどんどん遅くなるし、イライラが加速し、そのうち手が止まってしまったのです。
思わず私もキレてしまい、
「もうせんのなら、早く風呂入って寝ろ~」と怒鳴ってしまいました。その他にもグチグチと・・
Kは目に涙をいっぱい浮かべて、お風呂に入りました。
Kのこだわり、正直理解できないことがいくつもあります。でも、彼も一生懸命やっていることには違いないのです。なのに、酷いことを言ってしまった。
後悔で胸が苦しくなり、お風呂から上がったKには謝りました。
明日は2科目テストがあるし、こんなことに時間をかけるより、やらなければならないことがあったのに・・・
これから少しづつ妥協点をみつけて、もう少し楽に取り組めるといいな。
今朝
結局今朝5時半に起きて、6時40分までかかって漢字の練習1ページを終えました。